皮膚科領域の新薬

当クリニックで処方する皮膚科の新薬について、ご説明いたします

薬を処方する際に、すべて新薬で処方するわけではなく、従来品、後発品、また、症状や使用している内服薬、妊娠・授乳の有無なども

考え決めていきます。                              2018/9

 

〇抗アレルギー薬

・ビラノア®(ビラスチン) 

1日1回空腹時に内服する薬です。眠気が少なく、即効性があるというのも特徴です。

・デザレックス®(デスロラタジン) 

ロラタジン(クラリチン®)の活性代謝物です。1日1回の内服で眠気も少なく、食事の影響がなく、いつでも内服できるのが特徴です。

・ルパフィン®(ルパタジン)

抗ヒスタミン作用のほか、抗PAF(血小板活性化因子)作用を有した初の抗アレルギー薬です。症状によっては倍量での内服も可能なお薬です。

 

〇保湿外用剤

・ヒルドイドフォーム® (ヘパリン類似物質外用泡状スプレー)

ベタツキの少ない新しい保湿剤です。泡状で伸ばして使用します。泡にしてはキメが細かく落ちにくい印象です。1本92gで約2,000円(3割負担で約600円,g単位で換算すると従来のヒルドイドソフト®と同じ金額)です。

 

〇乾癬治療薬

・ドボベットゲル®

以前よりあった活性型ビタミンD3と合成副腎皮質ホルモンの合剤であるドボベット軟膏がゲルタイプになったものです。(軟膏よりさらっとした使用感です)頭皮にも使いやすいようになっています。

・マーデュオックス®

活性型ビタミンD3と合成副腎皮質ホルモン(ステロイド外用剤であるアンテベート®)の合剤です。1日1回の外用でよく、従来のようにD3軟膏とステロイドの重ね塗り(あるいは間隔をあけての塗布)のわずらしさは軽減します。

・コムクロ®シャンプー (クロベタゾールプロピオン酸エステルシャンプー)

外用副腎皮質ホルモン含有のシャンプーで1日1回の使用となっております。尋常性乾癬での適応となります。

 

 

〇爪白癬治療薬

・ネイリン®(内服薬) 

適用は足爪白癬となっております。基本は約3か月(12週)内服いたします。イトラコナゾールと同じくトリアゾール系です。

・クレナフィン®(外用剤)

内服薬は難しく、外用での治療を希望される場合に処方することがあります。爪にも浸透していく薬で、ハケがついており外用しやすくなっております。

・ルコナック®(外用剤)

クレナフィン同様、爪に浸透していく薬でハケはついていないのですが、価格はクレナフィンより安くなっております。