自由診療内服薬・サプリメント・注射など
保険適用外の内服薬、注射などをご紹介します。(ミノキシジル、イソトレチノイン、GLP-1受容体作動薬、栄養機能食品サプリメント)
美容や予防を目的とした医師の処方による内服薬です。
① ミノキシジル(Minoxynom®)
当院では脱毛症の治療の一環として、内服ミノキシジル(ミノキシジルタブレット)を取り扱っております。(フィナステリド;プロペシア、デュタステリド;ザガーロは当クリニックより処方箋を発行し、近隣の薬局で購入する形となります)2.5mg 30日分 5,500円(税込み)、5.0mg 30日分 6,050円(税込み)
◆ ミノキシジルとは?
ミノキシジルは元々高血圧の治療薬として開発された成分ですが、血管を拡張し、頭皮の血流を改善することで発毛や毛髪の成長を促進する作用があることが分かり、現在ではAGA治療に広く使用されています。内服薬は外用薬に比べて、全身的な効果が期待される一方で、副作用への注意も必要です。
◆ 期待される効果
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脱毛の進行を抑える
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産毛の再生や発毛の促進
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髪の毛の太さや密度の改善
※効果の現れ方には個人差があり、使用開始から3~6ヶ月程度で変化を感じる方が多いですが、すべての方に効果があるわけではありません。
◆ 内服ミノキシジルの主な副作用・リスク
内服薬であるため、全身に作用が及ぶ可能性があり、副作用には十分な注意が必要です。
【よくある副作用】
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初期脱毛(使用開始後1~2ヶ月に一時的に抜け毛が増えることがあります)
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多毛(体毛が濃くなる)
【まれだが注意が必要な副作用】
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むくみ(特に足や顔)
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動悸、頻脈(心拍が早くなる)
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低血圧、立ちくらみ
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肝機能異常
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頭痛、めまい
心臓や腎臓に疾患がある方、高血圧治療中の方は特に注意が必要です。
◆ 服用できない方
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心疾患・腎疾患のある方、高血圧治療中の方(薬によっては併用禁忌)、妊娠中・授乳中の方、未成年の方
②イソトレチノイン(アクネトレント®)
重症ニキビ治療に使われるビタミンA誘導体(日本では未承認薬のため自由診療)
イソトレチノインとはビタミンA誘導体の内服で皮脂を抑える作用毛穴の角化異常を改善する作用があります。ただし、保険診療でお出しすることができないものであり、副作用として妊娠している女性が内服すると流産や催奇形性が報告されており、また、うつ病、自傷行為などのリスクもあることより処方には同意書が必要です。また、男性においても内服中や内服後1か月も避妊を勧めさせていただいております。 20mg30日で8,800円、30㎎30日で13,200円(税込み)となります。
③GLP-1受容体作動薬(マンジャロ®)
マンジャロ(GLP-1受容体作動薬)自己注射について
医師の管理のもと、安心して始められるGLP-1ダイエット治療
当院では、GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」(一般名:チルゼパチド)を用いたダイエットサポートを行っております。
マンジャロは、2型糖尿病の治療薬として承認された自己注射薬ですが、体重減少効果が高く、美容・ダイエット目的でも注目されています。当院では医師の管理下で、安全にこの治療を始められる体制を整えております。
マンジャロとは?
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週1回の自己注射で継続可能なGLP-1受容体作動薬
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満腹感を持続させ、食欲を自然に抑える作用
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血糖値コントロールにも寄与(糖尿病の診断がない方でも使用可 ※自由診療)
初回の流れ
初めてマンジャロをご使用になる方は、必ず一度ご来院いただき、医師の診察を受けていただきます。
初回診察では:
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体調や既往歴の確認
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効果・副作用・注意点のご説明
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実際の自己注射方法の指導(看護師または医師がサポート)
を行います。
販売価格(自由診療)
2.5mg 2本(1箱) 13,200円;(1本あたり6,600円税込み)
5.0mg 2本(1箱)26,400円;(1本あたり13,200円税込み)
使用量や頻度は医師の判断によって変更される場合があります。
マンジャロを処方できない、または慎重な判断が必要な方
1. 妊娠中・授乳中の方
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妊婦・授乳婦への安全性は確立されていません。
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妊娠の可能性がある場合は、避妊をしていただく必要があります。
2. 消化管の重篤な疾患がある方
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胃麻痺(胃の動きが悪い)、腸閉塞、炎症性腸疾患など
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胃腸の動きが遅くなる作用があるため、悪化する恐れがあります。
3. 過去にGLP-1製剤で重度の副作用があった方
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強い吐き気や嘔吐、アレルギー反応などがあった場合は再投与できません。
4. 甲状腺髄様癌(MTC)の家族歴がある方
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チルゼパチドを含むGLP-1製剤は、甲状腺C細胞腫瘍との関連が示唆されているため、MTCやMEN2(多発性内分泌腫瘍症)の家族歴がある方には禁忌とされています。
5. 膵炎の既往歴がある方
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GLP-1製剤と急性膵炎の関連が報告されており、膵炎の既往がある場合は注意が必要です。
6. 著しい肝障害や腎障害がある方
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肝機能や腎機能が極端に低下している場合、安全性データが少なく慎重な判断が求められます。
7. 低体重の方(BMIが18.5未満)
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やせすぎの方には、さらなる体重減少が健康リスクになる可能性があるため、基本的に使用は推奨されません。
8. 摂食障害のある方(過去も含む)
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拒食症・過食症の既往がある場合は、体重制限目的の使用は心理的・身体的に悪影響を及ぼす可能性があります。
【注意が必要なその他の例】
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多剤服用中の高齢者
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うつ病や精神疾患の治療中の方(食欲変化が悪化のきっかけになる場合あり)
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糖尿病薬を併用している方(低血糖のリスクあり)
よくあるご質問
Q. 自己注射は難しくないですか?
→ 初回に丁寧に指導いたします。ペン型の注射器を使用するため、注射が初めての方でも多くの方が問題なく継続されています。
Q. 毎週受診する必要がありますか?
→ 継続処方をご希望の場合、体調に問題がなければ診察を省略し、お薬の受け取りのみも可能です(オンライン診療や定期来院の対応はご相談ください)。
Q. 副作用はありますか?
→ 主な副作用として、吐き気、便秘、食欲低下、倦怠感などが見られることがあります。ご心配な症状が出た場合はすぐにご相談ください。
初回は必ず来院が必要です。
④栄養機能食品(UVlock®)
当院では、紫外線対策の新しい選択肢として、抗酸化成分のサプリメント「UVlock(ユーブロック)」を取り扱っております。
塗るタイプの日焼け止めに加えて、内側からの紫外線ケアをお考えの方におすすめのサプリメントです。7日分 2,160円(税込み)、30日分 7,020円(税込み)
◆ UVlockとは?
「UVlock」は、飲むことで紫外線から肌を守るサプリメントです。主成分である「フェーンブロック®(Polypodium leucotomos extract)」は、シダ植物由来の天然成分で、古くから中南米で肌を保護する目的で使用されてきました。
この成分には、抗酸化作用・抗炎症作用・メラニン生成抑制効果があり、紫外線によるダメージを軽減する働きがあるとされています。
◆ 特徴と効果
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紫外線によるダメージ(シミ・そばかす・肌老化)を軽減
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肌の赤みや炎症を抑える作用
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日焼け止めの塗りムラや塗り直しの難しさを補完
※完全に日焼けを防ぐものではありません。外用の日焼け止めとの併用が推奨されています。
◆ 成分と安全性、成分:(1粒あたり配合量)
・シトラス果実・ローズマリー葉エキス(250㎎) ・ビタミンC(80㎎) ・ビタミンD(5㎍) ・シルクペプチド ・白キクラゲエキス
◆ 注意点・副作用について
「UVlock」は医薬品ではなく健康補助食品であり、基本的に重篤な副作用の報告はありませんが、以下の点にご注意ください:
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食品アレルギーがある方は、原材料をご確認ください
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妊娠中・授乳中の方は、かかりつけ医にご相談ください
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医薬品との併用に制限は基本的にありませんが、不安な場合は事前にご相談ください
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効果の実感には個人差があります
◆ 服用方法
1日1粒を目安に、朝または外出前に水またはぬるま湯でお飲みください。持続時間は約24時間のため、1日1回でOKです。